見所の多かった今年のオーストリアGPでジェンソン・バトンが4位でフィニッシュした結果、ラッキーストライクB･A･Rホンダは2003年F1世界選手権の獲得ポイントにさら5点を上乗せすることになった。ジェンソンのレース運びは失敗が何ひとつない完璧なもので、しかもピット作業にも文句のつけどころがなかったため、一時、彼はフェラーリの2台に挟まれるポジションで走行することもあったほど。ジェンソンの今日の結果はチームが今季入賞した成績としてはベストなものであり、また彼自身にとっても自己ベスト・タイの順位だったことから大いに満足げな様子だった。
いっぽう、ジャック・ヴィルヌーヴのレースはトラブル続きで、チームにとっては悲喜交々の結果でもあった。1周目にステアリング上のエレクトロニクスが不調に陥ったため、ジャックは最初の2スティントの間、エレクトロニクスをまったく使えない状態で走行していたのである。

（ラッキーストライクB･A･Rホンダのプレスリリースより）

　 ラッキーストライクB･A･Rホンダのドライバーであるジェンソン・バトンとジャック・ヴィルヌーヴは第2回予選で7位と9位に入り、明日のオーストリアGPには4列目と6列目のグリッドからスタートすることが決まった。
引き続き空は晴れ渡って気温も上昇した本日の予選において、ジェンソンとジャックはそれぞれ16番目と17番目でシングルラップのアタックに臨んだ。今朝のフリープラクティスでトラブルに悩まされ続けたジェンソンは、予選での走りに満足した様子。油圧系がオイル漏れを起こして最初のセッションはほとんど棒に振ったものの、2回目のセッションでようやくセットアップを煮詰めることに成功したため、この結果を得ることができたのだ。

（ラッキーストライクB･A･Rホンダのプレスリリースより）

　 午前中のフリープラクティスを成功裏に終え、オーストリアGPで幸先のいい滑り出しを見せたラッキーストライクB･A･Rホンダは、本日午後の第1回予選でもジャック・ヴィルヌーヴが4位、そしてジェンソン・バトンが5位に食い込み、引き続き好調なことをアピールした。

（ラッキーストライクB･A･Rホンダのプレスリリースより）