



もしもNTTインディカー・シリーズのレース終盤にジョセフ・ニューガーデンやマーカス・エリクソンと戦っていたとしたら、通常、それはトップ争いをしているか、それと近いポジションを狙っていることになる。ところが、バーバー・モータースポーツ・パークを走る佐藤琢磨が実際に演じていたのは12番手争いだった。琢磨は、結果的に14位でフィニシュしたニューガーデンをパスしたものの、エリクソンを攻略できず、13位でレースを終えた。それでも、17番グリッドからスタートしたデイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのNo.51 ダラーラ・ホンダにとっては決して悪い結果ではない。ただし、レース中に1回しかなかったイエローコーションがもう少し違ったタイミングで出ていたなら、おそらく琢磨はトップ10でフィニッシュしていただろう。
「予選での結果を考えれば、僕たちは力強くレースを戦ったといえるでしょう」と琢磨。「けれども、イエローが出たタイミングは早めにピットインしたドライバーにとって有利に働くもので、僕たちの役には立ちませんでした。これさえなければトップ10も難しくはありませんでした」
2019年に琢磨がアラバマのロードコースを席巻したことにくわえ、近年DCRがこのコースで好調だったこともあって、誰もが大きな期待を抱いていた。しかし、コースを走り始めた途端、そうした希望はもろくも崩れ去った。金曜日と土曜日の朝のプラクティスを、No.51はどちらも22番手で終えたのである。「ここ数年、チームがバーバーで残してきた成績や、2019年に僕自身が勝ち取った特別な栄冠のことを思えば、もっといい成績を残したとしても不思議ではなかったので、この結果は残念でした。なにしろ、チームメイトのデイヴィド・マルカスは、昨年(2021年)の秋にとても内容の濃いテストを行なっていました。これは彼にとってのルーキーテストでしたが、実質的にグリッドのうちの半数近いドライバーが参加していたにもかかわらず、彼はトップタイムを記録したのです。そのときとはコンディションが大きく異なることはわかっていましたが、チームはこれに大喜びで、とてもいい兆候だと捉えていました」
「ただし、バーバーは3年前にコースを舗装し直したほか、昨年はレッドタイヤでデグラデーションが激しかったため、ファイアストンは2022年のイベントに特別なタイヤを持ち込みました。通常、ロードコース用のタイヤはロードアメリカを除いてすべて共通とされており、シーズンを通じてひとつのコンパウンドが用いられます。しかし、再舗装を行なった影響でファイアストンは特性が異なる別のタイヤを持ち込んだところ、これが僕たちのマシーンには有利に働きませんでした。誰もがこれにあわせなければいけなかったのに、最初のシーズンはバランスをまとめきれなかったのです」
「そこで2回目のプラクティスでは別の実験的なことを試し、そのまま予選を迎えることになりました。つまり、セットアップに関しては少しわからない部分を残したまま、スピードが速まることを期待したのですが、残念ながら結果は芳しくありませんでした」
プラクティスに比べれば状況は改善されたものの、予選の第2セグメントに駒を進められるまでのスピードは手に入らなかった。琢磨は予選グループの9番手で、グリッドは17番手となる。ところが日曜日の朝は、これも最近しばしば見られてきたように、マシーンが大きな進化を果たしたために7番手へと躍進。レースに向けて力強い手応えを掴むこととなった。「レース用にダウンフォースを削ったところ、最終プラクティスでの感触は大幅に改善されました。僕たちは純粋に速く、セッション中のほとんどは7番手だったので、レースではトップ10も可能と思われたのです」
スタートは、フロントロウと2列目の隊列が整わなかったためにやり直しとなり、2回目のグリーンフラッグが振り下ろされたのは実質的にレースが2周目を迎えたところだった。この直後から琢磨は前進を開始。ただし、ポジションを落とすシーンもあったため、順位を差し引きするとエリオ・カストロネヴェスを攻略して16番手になったのと同じことだった。「いつものことですが、集団の真ん中で戦うのは難しいものです。決勝日の早朝は雷雨だったにもかかわらず、その後は陽射しが戻って美しい1日となったため、路面は完全にグリーンな状態となります。スタートはかなりエキサイティングでした。1コーナー、2コーナー、そして3コーナーはいずれもハイスピードですが、そこを僕たちは2ワイドや3ワイド、ときには4ワイドに近い状態で駆け抜けていったのです! 僕は1コーナーと2コーナーで数台を抜きましたが、何が起きるかわかない5コーナーではいつものようにアコーディオン効果に巻き込まれてしまいます。僕はスコット・ディクソンの後で行き場を失い、最初の数コーナーで巻き返したポジションをほとんど失う格好となりました」
レースが落ち着いてくると、琢磨はディクソンを着実に追走していた。29周目とやや遅めのタイミングでピットストップを行なったとき、ほかのドライバーが早めのピットストップを行なっていたこともあり、琢磨は10番手まで順位を上げていた。「ディクソンの直後につけていたので、とても勇気づけられました。僕たちはいずれも2ストップ作戦を選んでいたので、かなり燃費をかせぐ必要があったほか、少なくとも1回はイエローが出て欲しいと望んでいました。ずっとディクソンを追っていた僕にとっては、とてもいい展開です。僕たちはソフトなレッド・タイヤでスタートしました。この場合、次にブラック・タイヤに履き替えてから、最後のスティントでレッドを履くかブラックを履くかを判断するのが一般的です」
「けれどもディクソンは、最初のふたつのスティントでレッドを装着したので『ふふーん、OK、これはちょっと面白いぞ』と思いました。ところが、僕がピットストップを終えて数周したところでイエローが提示されたのです」
ターン7からターン9まで続く複合コーナーでカラム・イロットがグラベルに飛び出してイエローが出たため、3ストップ作戦で早めにピットストップを行なったドライバーにとって有利な展開となる。このイエロー中に彼らは2回目のピットストップを実施すると、隊列の後方に並んだ。しかも、競技再開を知らせるグリーンライトの点灯がやや遅れた影響で、琢磨を始めとするブラック・タイヤを履くドライバーは、レーシングスピードで走るのに必要なレベルまでタイヤを温めるのにやや手間取ることとなった。
「僕たちは残る2スティントで燃費をセーブしなければいけなかったのに、ほかのドライバーは誰もがあと1回のピットストップでレースを走りきれることになったのです。これで僕たちの立場はとても難しいものになりました。このとき、もしもレッド・タイヤを履いていれば、(結果的に5位でフィニッシュすることになる)ディクソンをそのまま追い続けていたでしょう」 しかし、琢磨が装着していたのはブラック・タイヤだった。「グリーンが提示されるまでにタイヤを温めることができたのは、たったの2コーナー分しかありませんでした。したがって、タイヤはまだ石のように冷えていて、まるでグリップしません。ひどい状況でした!」
このとき琢磨は9番手だったが、直後にウィル・パワーに抜かれただけでなく、サイモン・パジェノーにも攻略されてしまう。しかも、その4周後にはコルトン・ハータにも追い抜かれることとなる。そして第2スティントが終わりに近づいたころにはロメイン・グロージャンの先行を許し、No.51(まさにグロージャンがかつて乗っていたマシーンだ!)を操る琢磨は13番手となっていた。「ブラック・タイヤを履いて僕の前方を走るグレアム・レイホールの姿が見えましたが、彼も順位を落としているようでした。ブラック・タイヤを履いているときの僕たちのペースはとてもコンペティティブでしたが、あのイエローとリスタートがレースの流れを決定づけたのです」
最後のスティントに向けてレッド・タイヤに履き替えると、状況は大きく改善された。ピット・サイクルが一巡したときに15番手となっていた琢磨は、フェリックス・ローゼンクヴィストを攻略すると、その前方の集団に迫っていったのだ。「バランスに関してはやや満足できる状態になっていました。僕は先行する集団に追いつき始めていて、ジョセフなど何人かのドライバーをオーバーテイクしました。ペンスキーのドライバーとレースできるなんて、本当に最高ですね! ターン1、ターン2、ターン3を完璧に決めて、プッシュ・トゥ・パスを使ってからターン5のヘアピンに飛び込みました。もう、完璧なオーバーテイクでした!」
続いて琢磨はエリクソンを追走。彼に襲いかかったのは、まさに最終ラップのことだった。「ニューガーデンのときとよく似た形でした。僕はターン5でインサイドに飛び込んだものの、ラインが十分に深かったとはいえなかったようです。彼はアウト側を走っていましたが、単純にコースを使い果たしてしまいました。コースオフしたエリクソンに対して、クロスラインを仕掛けるつもりでしたが、僕にチャンスはなかったようです。ターン7からターン9まで、僕のほうが半車身ほど先行していましたが、彼がインサイドだったので、僕が先行することはできませんでした」
13位は新聞の1面を飾るような成績ではないかもしれない。しかし、琢磨は8位でフィニッシュしたレイホールのわずか3秒遅れでチェッカードフラッグを受けたのである。いずれにせよ、琢磨が今後、集中するのはインディアナポリス・モーター・スピードウェイでの戦いとなる。その手始めとして開催されるのが次戦インディGPであり、続いてシリーズ最大の一戦、インディ500が待ち構えている。なお、バーバーの直前に全長2.5マイルのスーパースピードウェイで行なわれたテストに臨んだ琢磨は、そこで2番手のタイムを叩き出すという実に楽しみな結果を残している。「とても実りの多いテストでした」と琢磨。「気温は50℉台(おおむね10℃台)ととても寒かったので、5月終わりの気候とはおそらく大きく異なっていることでしょう。僕たちは、いつくかの異なることを試し、僕が行なった実験にチームはとても満足している様子でした。しかも、最終的に2番手タイムだったので、とても嬉しく思っています。僕自身も229mph(約366km/h)台に乗るとは予想していなかったので、大いに満足していますし、メカニックたちも本当に嬉しそうな笑顔を浮かべていました。もちろん、僕たちは“500”に全力で挑むつもりです!」
written by Marcus Simmons

POS. | DRIVER/TEAM | No | START | LAPS | LL | Status | PTS |
1 | Pato O'Ward Arrow McLaren SP |
5 | 01:48:39.4368 | 90 | 27 | Running | 51 |
2 | Alex Palou Chip Ganassi Racing |
10 | 01:48:40.4168 | 90 | 4 | Running | 41 |
3 | Rinus VeeKay Ed Carpenter Racing |
21 | 01:48:51.9187 | 90 | 57 | Running | 39 |
4 | Will Power Team Penske |
12 | 01:48:54.6984 | 90 | 0 | Running | 32 |
5 | Scott Dixon Chip Ganassi Racing |
9 | 01:49:02.2665 | 90 | 0 | Running | 30 |
6 | Scott McLaughlin Team Penske |
3 | 01:49:03.5017 | 90 | 0 | Running | 28 |
7 | Romain Grosjean Andretti Autosport |
28 | 01:49:03.9529 | 90 | 0 | Running | 26 |
8 | Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 01:49:11.3541 | 90 | 0 | Running | 24 |
9 | Alexander Rossi Andretti Autosport |
27 | 01:49:12.6865 | 90 | 0 | Running | 22 |
10 | Colton Herta Andretti Autosport W/Curb-Agajanian |
26 | 01:49:12.9470 | 90 | 0 | Running | 20 |
11 | Simon Pagenaud Meyer Shank Racing |
60 | 01:49:13.1786 | 90 | 0 | Running | 19 |
12 | Marcus Ericsson Chip Ganassi Racing |
8 | 01:49:13.9106 | 90 | 0 | Running | 18 |
13 | Takuma Sato Dale Coyne Racing with RWR |
51 | 01:49:14.3508 | 90 | 0 | Running | 17 |
14 | Josef Newgarden Team Penske |
2 | 01:49:15.1175 | 90 | 2 | Running | 17 |
15 | Christian Lundgaard Rahal Letterman Lanigan Racing |
30 | 01:49:16.4784 | 90 | 0 | Running | 15 |
16 | Felix Rosenqvist Arrow McLarren SP |
7 | 01:49:21.0513 | 90 | 0 | Running | 14 |
17 | Devlin Defrancesco Andretti Steinbrenner Autosport |
29 | 01:49:21.8879 | 90 | 0 | Running | 13 |
18 | Jack Harvey Rahal Letterman Lanigan Racing |
45 | 01:49:41.7635 | 90 | 0 | Running | 12 |
19 | Conor Daly Ed Carpenter Racing |
20 | 01:49:42.7315 | 90 | 0 | Running | 11 |
20 | David Malukas Dale Coyne Racing with HMD Motorsports |
18 | 01:49:43.1803 | 90 | 0 | Running | 10 |
21 | Helio Castroneves Meyer Shank Racing |
06 | 01:49:43.9690 | 90 | 0 | Running | 9 |
22 | Kyle Kirkwood A.J. Foyt Enterprises |
14 | 01:49:00.3931 | 89 | 0 | Running | 8 |
23 | Dalton Kellett A.J. Foyt Enterprises |
4 | 01:49:12.3066 | 89 | 0 | Running | 7 |
24 | Jimmie Johnson Chip Ganassi Racing |
48 | 01:49:19.2252 | 89 | 0 | Running | 6 |
25 | Callum Ilott Juncos Hollinger Racing |
77 | 01:49:48.2463 | 88 | 0 | Running | 5 |
26 | Tatiana Calderon A.J. Foyt Enterprises |
11 | 01:49:51.7757 | 88 | 0 | Running | 5 |
佐藤琢磨、バーバーの決勝を13位完走で終える
2022-05-02
2022年5月1日、アラバマ州リーズ発。
本日、行なわれたインディカー・シリーズ第4戦アラバマの決勝レースにおいて、デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのNo.51 Nurtec ODT ホンダを駆る佐藤琢磨は13位完走を果たしました。
17番グリッドからスタートした琢磨は、その直後からポジションを上げることに成功。29周目に最初のピットストップを行なうときには11番手を走行していました。続く33周目にはフルコーションが提示。36周目にレースが再開されたとき、琢磨は9番手まで浮上していました。ところが、その後のリスタートで琢磨はポジションを守りきることができず、この日、最後のピットストップを61周目に行なった際には13番手まで後退していました。そして16番手となってコースに復帰した琢磨は13番手まで挽回し、チェッカードフラッグを受けました。
次戦GMRグランプリはインディ・ロードコースで5月14日に開催されます。
佐藤琢磨のコメント
「僕たちにとっては難しい週末でした。スタートで順位を上げたほか、リスタートの時点では9番手まで挽回していました。ただし、リスタートのときは、自分たちの希望とは異なるプライマリー・タイヤを履いていたため、少し順位を落としました。しかも、僕自身は燃料をセーブしなければいけませんでしたが、これ自体はほかのドライバーも同じ状況だったはずです。ただし、最後のスティントでは好調で、ニューガーデンもオーバーテイクできそうでしたが、タイミングがやや遅すぎました。13位は、決して僕たちが目標としていた成績ではありませんが、チームは素晴らしいピットストップを行なってくれたので、間近に迫ったインディGPとインディ500に向けて、いい流れを作ることができたと思います。インディアナポリスでのレースが楽しみです」
(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのプレスリリースより)

POS. | DRIVER/TEAM | No | Total Time | Avg Speed |
1 | Rinus VeeKay Ed Carpenter Racing |
21 | 01:06.2507 | 124.980 |
2 | Pato O'Ward Arrow McLaren SP |
5 | 01:06.4003 | 124.698 |
3 | Alex Palou Chip Ganassi Racing |
10 | 01:06.4415 | 124.621 |
4 | Scott McLaughlin Team Penske |
3 | 01:06.4967 | 124.517 |
5 | Alexander Rossi Andretti Autosport |
27 | 01:06.5549 | 124.409 |
6 | Felix Rosenqvist Arrow McLarren SP |
7 | 01:06.6410 | 124.248 |
7 | Josef Newgarden Team Penske |
2 | 01:06.3348 | 124.821 |
8 | Romain Grosjean Andretti Autosport |
28 | 01:06.3820 | 124.733 |
9 | Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 01:06.6339 | 124.261 |
10 | Colton Herta Andretti Autosport W/Curb-Agajanian |
26 | 01:06.7295 | 124.083 |
11 | Callum Ilott Juncos Hollinger Racing |
77 | 01:07.2000 | 123.214 |
12 | Marcus Ericsson Chip Ganassi Racing |
8 | 01:07.3561 | 122.929 |
13 | Scott Dixon Chip Ganassi Racing |
9 | 01:06.5142 | 124.485 |
14 | Christian Lundgaard Rahal Letterman Lanigan Racing |
30 | 01:06.7462 | 124.052 |
15 | Jack Harvey Rahal Letterman Lanigan Racing |
45 | 01:06.6511 | 124.229 |
16 | Helio Castroneves Meyer Shank Racing |
06 | 01:06.8138 | 123.926 |
17 | Takuma Sato Dale Coyne Racing with RWR |
51 | 01:06.7541 | 124.037 |
18 | David Malukas Dale Coyne Racing with HMD Motorsports |
18 | 01:06.8898 | 123.786 |
19 | Will Power Team Penske |
12 | 01:06.7775 | 123.994 |
20 | Devlin Defrancesco Andretti Steinbrenner Autosport |
29 | 01:07.0242 | 123.537 |
21 | Kyle Kirkwood A.J. Foyt Enterprises |
14 | 01:06.8213 | 123.913 |
22 | Conor Daly Ed Carpenter Racing |
20 | 01:07.0350 | 123.518 |
23 | Dalton Kellett A.J. Foyt Enterprises |
4 | 01:07.6869 | 122.328 |
24 | Simon Pagenaud Meyer Shank Racing |
60 | 01:07.1052 | 123.388 |
25 | Tatiana Calderon A.J. Foyt Enterprises |
11 | 01:07.9248 | 121.900 |
26 | Jimmie Johnson Chip Ganassi Racing |
48 | 01:09.0075 | 119.987 |
佐藤琢磨、17番グリッドからバーバーの決勝に挑む
2022-05-01
2022年4月30日、アラバマ州リーズ発。本日、行なわれたインディカー・シリーズ第4戦アラバマの予選において、デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのNo.51 Nurtec ODT ホンダを駆る佐藤琢磨はグループ1で9番手のタイムをマークし、明日の決勝レースには17番グリッドから臨むことが決まりました。
プラクティス1とプラクティスを22番手で終えた琢磨は、予選のセグメント1で6番手タイムを残したところでピットに戻り、アルタナティブ・タイヤに交換しました。ところが、アタック中にコースオフを喫したために7番手でセッションを終え、セグメント2進出はなりませんでした。
ただし、その後に行なわれたファイナル・プラクティスで琢磨は7番手のタイムを記録しているので、決勝での追い上げに期待が掛かっています。
佐藤琢磨のコメント
「慌ただしい土曜日でした。僕にとっては複雑な心境が残る1日となりました。いっぽうでは、いい思い出がたくさんあるバーバーに戻ってこられて、本当に嬉しく思っています。そのいっぽうで、予選では良好なスピードを見つけ出すことができませんでした。ただし、アルタナティブ・タイヤを履いて臨んだ最後のプラクティスではようやくスピードを見つけられました。相対的にいって、僕たちは前進して順位を上げられたので、これには勇気づけられています。明日は天気が変わりやすいようなので、もしかすると僕たちにとっては有利かもしれません。僕たちのマシーンはタイヤに優しいので、いろいろな戦略を選べるでしょう。エキサイティングな日曜日の午後にするため、これからNurtec ODTのマシーンをさらに調整します」
(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのプレスリリースより)

POS. | DRIVER/TEAM | No | Time | Speed |
1 | Colton Herta Andretti Autosport W/Curb-Agajanian |
26 | 01:06.5149 | 124.483 |
2 | Alex Palou Chip Ganassi Racing |
10 | 01:06.5657 | 124.388 |
3 | Alexander Rossi Andretti Autosport |
27 | 01:06.6657 | 124.202 |
4 | Romain Grosjean Andretti Autosport |
28 | 01:06.7046 | 124.129 |
5 | Scott McLaughlin Team Penske |
3 | 01:06.8705 | 123.821 |
6 | Scott Dixon Chip Ganassi Racing |
9 | 01:06.9251 | 123.72 |
7 | Pato O'Ward Arrow McLaren SP |
5 | 01:06.9838 | 123.612 |
8 | Callum Ilott Juncos Hollinger Racing |
77 | 01:07.0861 | 123.423 |
9 | Marcus Ericsson Chip Ganassi Racing |
8 | 01:07.1012 | 123.396 |
10 | Rinus VeeKay Ed Carpenter Racing |
21 | 01:07.1155 | 123.369 |
11 | Jack Harvey Rahal Letterman Lanigan Racing |
45 | 01:07.1841 | 123.243 |
12 | Helio Castroneves Meyer Shank Racing |
06 | 01:07.2293 | 123.161 |
13 | Felix Rosenqvist Arrow McLarren SP |
7 | 01:07.3416 | 122.955 |
14 | Devlin Defrancesco Andretti Steinbrenner Autosport |
29 | 01:07.3817 | 122.882 |
15 | Christian Lundgaard Rahal Letterman Lanigan Racing |
30 | 01:07.4004 | 122.848 |
16 | Will Power Team Penske |
12 | 01:07.4132 | 122.825 |
17 | Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 01:07.4457 | 122.765 |
18 | Josef Newgarden Team Penske |
2 | 01:07.5505 | 122.575 |
19 | Conor Daly Ed Carpenter Racing |
20 | 01:07.5747 | 122.531 |
20 | Kyle Kirkwood A.J. Foyt Enterprises |
14 | 01:07.6110 | 122.465 |
21 | Simon Pagenaud Meyer Shank Racing |
60 | 01:07.6916 | 122.319 |
22 | Takuma Sato Dale Coyne Racing with RWR |
51 | 01:07.7473 | 122.219 |
23 | David Malukas Dale Coyne Racing with HMD Motorsports |
18 | 01:07.9687 | 121.821 |
24 | Dalton Kellett A.J. Foyt Enterprises |
4 | 01:08.4288 | 121.002 |
25 | Jimmie Johnson Chip Ganassi Racing |
48 | 01:08.4633 | 120.941 |
26 | Tatiana Calderon A.J. Foyt Enterprises |
11 | 01:09.2677 | 119.536 |